どうも篠島です。今回はリジッドボディシミュレーションでのActiveとStaticについて説明します。
今回のサンプルファイルです。
Active_Static.zip
Active と Static について
DOP オブジェクトを作ると基本的にはデフォルトでActiveオブジェクトが作られます。Activeとは外部からの影響を受け、シミュレーションされる事を言います。下のGIFは2つともActiveオブジェクトで、重力の影響を受け、衝撃が加わればBoxはバラバラになります。
Staticオブジェクトは外部からの影響を全く受け無いので、コリジョンなどに使われます。下のGIFアニメはBoxをStaticにしているので、重力の影響も受けないし、ボールが当たっても影響を全く受けずに破壊されません。
RBD Object や RBD Packed Object を作ると、デフォルトでどのタイプのDOPオブジェクトを作れるか選ぶことが出来ます。
Active Value DOP
Active Value DOP を使ってあるDOPをActiveにするかどうかを決めることが出来ます。下の図ではオブジェクトをActiveで読み込んでいますが、Active Value DOPにより Active/Static をコントロールしています。Active に $F>60 とすることで60フレーム以降でオブジェクトがActiveになるように設定してみました。Default Operation を Set Always にしているのは、このDOPノードを毎フレーム評価させるためです。Set Initial だと最初のフレームだけしか評価されないので、先程のエクスプレッションは常に 0 になり Static の状態になります。
すると、途中からシミュレーションする様な事もできます。