Houdini Engine for Cinema 4Dのインストール

2015年6月22日、Houdini Engine for Cinema4Dのパブリックベータ版がリリースされました。
Houdini Engine For C4Dプラグインは、Maxonのサイト(http://www.maxon.net/ja/products/houdini-integration/overview.html)にアクセスしてダウンロードすることができます。
C4DDownload対応しているCinema 4Dのバージョンは、
Cinema 4D Version16.0.50(R16 SP3)
です。
SP3でないとHoudini Engineプラグインを読み込むことができません。
Houdiniのバージョンは
Houdini14.0.367
です。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると
modulesフォルダ、resourceフォルダ、ライセンス規約とインストール手順書のPDFが入っています。
HE4C4Dzipインストール手順
1.Cinema4Dを終了します。
2.解凍したフォルダの中のmodulesフォルダ内にある
houdiniconfig.cdl64
houdiniconfig.dylib
houdiniengine.cdl64
houdiniengine.dylib
をC4Dインストールディレクトリのmodulesフォルダ(例:C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R16\modules)にコピーします。
C4Dlibs3.解凍したresourceフォルダのmodulesサブフォルダ内にある
houdiniconfigフォルダ
houdiniengineフォルダ
をC4Dインストールディレクトリのmodulesフォルダ(例:C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R16\resources\modules)にコピーします。
C4DmodulesこれでHoudini Engine for C4Dプラグインのインストールが完了です。

プラグインをインストールしてC4Dを起動すると、
PipelineメニューにHoudini Engineの項目が追加されます。
sidefx.comではHoudini14.0.367がダウンロードできませんが、
C4DのPipeline→Houdini Engine→Get Houdini Installer…
実行することでHoudini14.0.367のインストーラーをダウンロードすることができます。
C4D_GetInstallerダウンロードしたHoudini14.0.367インストーラーを実行してインストールした後にC4Dを起動すると、以下のようにHoudiniデジタルアセットが読み込めるようになります。C4D_HEHoudiniで作成したデジタルアセット(.otlまたは.hda)を読み込むと、それがC4D上でそのデジタルアセットが再現されます。C4DBlock

新Houdini日本語ヘルプサーバー

Houdini日本語ヘルプサイトが新しくなりました。
新しいURLは、Houdini AUPユーザー様へメールでご案内しております。
(以前にご案内させていただいたURLのトップページでも案内しております。)

HelpTopPage
Houdini日本語ヘルプサーバーは、これまではApacheウェブサーバーで運用されていましたが、Pythonウェブサーバーでの運用に切り替えました。さらに専用サーバーとなったことでレスポンスも良くなっています。

新しい日本語ヘルプサイトでは、使い勝手が良くなっています。
以下に改良された内容を紹介します。

1. ドキュメント独自の検索機能が動作します。
従来のヘルプはキーワード検索をかけるとGoogle検索でsidefx.jp(Houdini12.1)内のドキュメントを検索するようになっていました。これでは目的のページが見つけにくい、または新しい情報が見つからなかったわけですが、新しいヘルプサーバーでは見つけることができます。以下は”IFD”を検索した例です。
検索機能2.サンプルファイルがダウンロードできます。
従来のヘルプのサンプルページでは、”Load|Launch”の項目がありました。
新しいヘルプページのリンクでは、サンプルファイルをHoudiniに読み込むのではなくローカルにダウンロードする仕様に変更しました。
サンプルファイル3.目的のノードのヘルプに迅速にアクセス可能になりました。
選択したノードのパラメータエディターにあるヘルプボタンを押すことで、そのヘルプにジャンプすることができます。
ノードヘルプヘルプボタンを押すことで目的のページを開くには、以下の設定が必要です。

3.1 houdini.envをテキストエディターで開きます。
houdini.envの場所は、
Windowsの場合:
C:\Users\{ユーザー名}\Documents\houdini{バージョン名}
Macの場合:
Macintosh HD/ユーザ/{ユーザー名}/ライブラリ/Preferences/houdini/{バージョン名}
(ターミナルのパスは /Users/{ユーザー名}/Library/Preferences/houdini/{バージョン名}です。)
Linuxの場合:
/home/{ユーザー名}/houdini{バージョン名}
にファイルがあります。なければ、テキストを作成します。

houdini.env
HOUDINI_EXTERNAL_HELP_BROWSER = 1
の1行を追加します。これでヘルプがお使いのデフォルトのブラウザで開くようになります。
使用するブラウザを指定したいのであれば、
HOUDINI_WEB_BROWSER_COMMAND = “C:/Program Files (x86)/Mozilla Firefox/firefox.exe”
のように1行を追加します。上記はFirefoxの例です。
IEを使用したい場合の例:
HOUDINI_WEB_BROWSER_COMMAND = “C:/Program Files/Internet Explorer/iexplore.exe”
Chromeを使用したい場合の例:
HOUDINI_WEB_BROWSER_COMMAND = “C:/Program Files (x86)/Google/Chrome/Application/chrome.exe”

3.2 HoudiniのEditメニューからPreferences/Miscellaneousを選択します。
HelpMiscHoudini Preferencesダイアログの”Use External Help Server”のチェックをオンにし、”External Help URL”にHoudini13またはHoudini14のヘルプのURLを指定します。
HelpPreference以上の設定でHoudiniから日本語ヘルプを起動させることができます。

お薦めのブラウザはFirefoxです。
Firefoxのアドオンである”Tab Mix Plus”を使用すれば、ノードのヘルプボタンを押す度に新しいウィンドウにヘルプのページが表示されないようにすることができます。
“Tab Mix Plus”アドオンをインストールした後アドオンマネージャの拡張機能からTab Mix Plusの”設定”をクリックします。
FirefoxTabMix01“Tab Mix Plus”オプションの
“他のアプリケーションから開くリンクは以下の設定を適用”のチェックを付けて、
“外部から読み込まれたリンクを開く場所”を”現在のタブ”にします。
FirefoxTabMix02これで、Houdiniの日本語ヘルプがより使いやすくなることでしょう。

話は変わり、Houdini14からはHoudini14Sneak Peakでも紹介されていた通り、Mantraのユーザーガイドが以前よりも詳しくわかりやすくなっております。
これはMantraに関わらずレンダリングそのものの勉強になるのでお勧めです。
Render