DOP基礎3 データの追加


どうも篠島です。前回に引き続きDOPのデータについて説明します。今回はデータがどのように追加され、Geometry Spreadsheetにどのように反映されるかを見てみたいと思います。

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今回のサンプルファイルです。今回のファイルはデータの構造を勉強する為のもので、再生しても何も起きません。
adddata.zip

 

まずは下のようにネットワークを組んでみます。このノードの組み合わせは単純にどのようにデータが追加されるのを確認するためであって、Solverが何もないのでシミュレーションはされません。

Emptyオブジェクトから始まり、そこにEmpty Dataノードによってデータを追加しています。Data Nameの所で指定した名前がGeometry Spreadsheetに追加されます。ですが、Empty Dataノードはその名の通り中身が空っぽです。Empty Dataはデータの入れ物の様な役割をします。そこで次にModify Dataノードで先ほど作ったデータの入れ物にデータを追加します。Data Nameは存在するデータの名前を指定。そしてValue 0 Nameの所で追加したいデータの名前を指定し、データの値を設定します。

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するとGeometry Spreadsheetは下のようにデータが追加されていくはずです。obj0オブジェクトが追加され、hogeというデータの入れ物が追加され、その中にmydataというデータが追加されたのが確認できます。

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次に、GravigyとWindフォースを2つ追加してみます。するとForcesというデータが作られ、中にそれぞれのフォースのデータが追加されるのがわかると思います。

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フォースのデータがどこに追加されるかはData Nameの所で指定されています。基本的にData NameはデフォルトでOKなので変更する必要はありません。

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以上のように、DOPではノードを追加する度に何かしらのデータがオブジェクトに追加されていくのが分かったと思います。DOPのノードをバイパスしてみて、データツリーがどの様に変化するかを見ることでDOPが裏で何をしているのかがわかってくると思います。