Githubからの手動インストール


こちらの記事では、Githubから手動でSideFX Labsツールをインストールする手順についてご紹介します。

※Githubからのインストールには、インターネットアクセスが必要です。

●プロダクションビルドについて

Githubに更新されるプロダクションビルドは、約4週間ごとにリリースされます。

ビルドには、ツールセットへの最新の追加は含まれませんが、リリースされる前にデベロップメントビルドよりも多くのプロダクションテストが実行されます。ビルドは、リポジトリのリリースセクションにあり、【Release】と表示されます。

 

●デベロップメントビルドについて

デベロップメントビルドは、24時間ごとにリリースされます。デベロップメントビルドには、前日に実装されたバグ修正が含まれます。また、デベロップメントビルドにアクセスする場合は、HoudiniのSideFXLabsシェルフ内のアップデータの【Production Builds Only】チェックボックスをオフにします。

 

●Githubからの手動インストール

今回、HoudiniのバージョンはHoudini18.0.321を使用しています。

Githubのsideeffects/SideFXLabsのトップページにアクセスします。

画面右下の赤枠【Clone or download】ボタンをクリックしてリポジトリをダウンロードします。

クリックすると、デスクトップへ展開/Zipファイルとしてダウンロードを選択できます。今回は、【Download ZIP】を選択します。

Download ZIPをクリックし、名前を付けてファイルを保存します。

こちらでは、ファイル名は変更せずデフォルト(SideFXLabs-Development)の状態で保存しています。

ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。

ファイルの中には、Labsツールがどのように機能するかを示す個別のhipファイルやhdaファイルなども格納されています。

SideFXLabs-Developmentフォルダをクリックすると、SideFXLabsと表記されたJSONファイルがあります。このJSONファイルを展開します。

JSONファイルを展開し、画面赤枠【Your/Path/To/The/Toolset】と記載された2箇所にSideFXLabs-Developmentフォルダを保存したファイルパスを入力します。

こちらでは、ダウンロードフォルダにSideFXLabs-Developmentフォルダを保存した為、パスは下画像のようになります。

※パスをコピーした際、「¥」マークは「/」に変更します。

パスの入力が完了した後、ファイルを上書き保存して閉じます。

次に、保存したJSONファイルをコピーします。

コピーした後、ドキュメント > houdini18.0フォルダに移動します。houdini18.0内に新規で【packages】フォルダを作成します。

packagesフォルダの中に入り、コピーしたJSONファイルをペーストします。

設定は以上です。最後にHoudiniを起動します。起動した後、

①インターフェース右上のシェルフタブの「+」アイコンをクリックします。

②プルダウンからShelvesを選択します。

③シェルフが展開され、その中のSideFX Labsを選択します。

すると、新たにSideFXLabsというシェルフが追加され、GithubからインストールしたLabsツールが表示されていることが確認できます。

以上でインストールは完了です。

 

補足事項

■過去にリリースされたビルドの確認/ダウンロードについて

Githubトップページの【release】から過去にリリースされたビルドを確認およびダウンロードすることができます。

また、Githubトップページをスクロールし、【README.md】ファイルを選択すると、SideFXLabsツールのインストール手順や追加情報などを確認することができます。

■Houdiniの内部システムからSideFXLabsツールを直接インストールする場合

こちらについて、●Houdiniの内部システムからの直接インストールの記事でご紹介しています。詳細については、上記リンクからご参照ください。

SideFX Labsの詳細については、SideFX Labsツールセットの概要の記事をご覧ください。

また、SideFX Labs Tool(英語)からツールの詳細情報を確認することができます。