H16 新機能 – ネットワークエディタ2


どうも篠島です。前回に引き続きネットワークエディタの変更点を紹介していきます。

 

Alt キーで簡単にノードを複製

ノードを選択して、Alt キーを押しながらドラッグすることで簡単にノードがコピーできます。

 

A キーでノードの整列

ノードを複数選択し、A キーを押しながらマウスを上下どちらかにドラッグするとノードが縦に並び、左右のどちらかにドラッグするとノードが横に並びます。

 

もしノードがつながっている場合は、ノードを一つだけ選択して A キーを押しながらドラッグすることでそのノードより上のノードをまとめて整列させることが出来ます。

 

Quickmarks 機能

Quickmarks というノードネットーワークの位置をお気に入りのように管理できるようになりました。Ctrl + 1 ~ 5 を押すことにより最大で5つまで管理することが出来ます。そして 1 ~ 5 のキーを押すことで登録したネットワークに移動できます。ノードネットワークの位置、ズームの具合まで楽に管理できます。そして ~  (チルダ)キーを押すことで前に居たネットワークに戻ることが出来ます。自分は英語キーボードを使っているので、日本語キーボードの場合の動作は未確認です。

今まではジオメトリをいじったり、シェーダーをいじったり、レンダリングの設定を変えたりする時にネットワークの移動が面倒でしたが、この機能を使うことで作業が効率よく進めることが出来ます。ちなみに保存したお気に入りはHipファイルを閉じてしまうと消えてしまいますが、SideFX はこのお気に入りの情報をHipファイルに含める様に現在開発中とのことです。

 

ショートカットの変更

H16以前は 1 キーがディスプレイフラッグ、2 キーがレンダーフラッグにアサインされていました。これらの数字キーが Quickmarks のショートカットによて奪われた結果、以下のようにフラッグのショートカットが変更されました。下はSOPネットワークでのショートカットです。

  • Q、B    ノードのバイパス
  • W    テンプレート表示(コンポーネント選択可能)
  • E    テンプレート表示
  • R    ディスプレイフラッグ
  • T    レンダーフラッグ