H16 新機能 Ocean 3


こんにちは、篠島です。引き続きOceanの機能の紹介です。今回はポイントを使った波のインスタンスについて説明します。

 

 

前回は Ocean Spectrum にFogボリュームを繋げるとマスクできることを説明しましたが、ただ単にポイントをインプット1に繋げると、そのポイントに波形を Copy SOP の様にコピーすることができます。この時、Wave Instancing タブでコピーする波の大きさや回転、Varianceの設定でランダム加減などを調整することが出来ます。

 

波をコピーする時は、Copy SOP と同じようにポイントのアトリビュートを読み込んで波がどの様にコピーされるかをコントロールすることが出来ます。例えば、ポイントが N アトリビュートを持っていれば、波の向きをコントロールすることができます。下の例だと Attribute Randomize SOP を使って N をランダムに作成して波をコピーした例です。

 

他にも、pscale、amplitude、rot、orient 等のアトリビュートをポイントに付けて波をコントロール出来ますが、その場合 Wave Instancing の部分でチェックを外すようにしましょう。チェックがONだとパラメーターの値が優先して使われてしまいます。ですが、Rotation に限り、チェックがONでもポイントのアトリビュートが優先して使われました。

 

このように波をインスタンスしたり、マスクで特定の波を作ったりすることで、今まで以上に自分で好きなように波の形を作っていけるようになりましたね!