H16 新機能 – Terrain 6


こんにちは、篠島です。今回は HeightField で作られたマスクをテクスチャとして吐き出す方法を説明します。

 

最初は、「お、HeightField Erode ノードやHeightField QuickShade ノードで設定した色をテクスチャとして吐き出せるのかな? 」 と思いましたが、違います。マスクなどのそれぞれのフィールドを白黒画像として吐き出すノードです。このノードは画像の出力方式に Packed Raster と Deep Raster の2つがあります。

Packed Raster

これは、各マスクフィールドをRGBAの4つのチャンネルに保存するモードです。なので、4つのマスクフィールドしか保存することが出来ません。画像フォーマットはpng等のアルファチャンネルをサポートしているフォーマットで吐き出す必要があります。Typeの所で色の精度を指定します。普通は256色の8ビットで大丈夫だと思います。Output Layers の所で保存したいフィールドを指定します。

 

保存したものが下になります。RGB表示だと非常にサイケデリックな模様になっていますが、重要なのは各チャンネルです。RGBAそれぞれのチャンネルを見ると、フィールドが白黒できちんと保存されているのが分かります。

 

 

Deep Raster

Depp Raster は一つの画像にマスクを複数のチャンネルに分けて出力します。画像フォーマットは pic や exr 等のマルチチャンネル対応フォーマットで出力する必要があります。実際にMPlayで保存した画像を確認してみると、きちんとマスクがレイヤー毎に保存されているのが確認できます。Packed Raster 方式はRGBAに保存するという性質上4つまでしか保存できませんでしたが、Deep Raster 方式だと好きなだけフィールドを保存することが出来ます。Output Layers の Layers にフィールド名を指定するだけです。[0,1] Lyaers はフィールド情報が0 ~ 1の間に収まります。[-1,1] Lyaers はフィールド情報が -1 ~ 1 の間に収まります。