どうも篠島です。今回から少しH16で追加されたVDBの機能について見てみましょう。まずはVDB LOD SOPです。
今回のサンプルファイルです。
VDB_LOD.zip
LOD とは Level Of Detail の事で、VDBをどのくらいのディテールにするかを変更することが出来ます。またミップマップの様に複数の解像度のVDBを作ることも出来ます。
まずは下のように適当なオブジェクトでVDBのSDFを作ります。それに VDB LOD SOP を繋げます。
下は LOD Mode を Single Level で Level パラメーターを調節したものです。生成されるVDBは一つで、Levelを増やすとそれに従いVDBの解像度も下がっているのが分かるかと思います。基本的にこのノードはVDBの解像度を下げるだけで、VDB Resample SOPの様に解像度を上げることは出来ません。
他の2つの LOD Mode では複数のVDBを出力することが出来ます。Level Rangeでは指定した範囲の指定したステップで解像度を変更することが出来ます。LOD Pyramid だと Count を指定するだけで自動的にその分だけ解像度が半分ずつになったVDBを作成することが出来ます。
Count を増加する度に新しいVDBが作られているのが分かるかと思います。ビューポートでは複数のVDBが重なり合っているので分かりにくくなっています。
Blast SOP等で特定のVDBだけ取り出してやると分かりやすいです。