Houdini 15.5からHoudini 16に移行した際に混乱しやすいノード、GroupSOPについて、4パートに分けて解説致します。
こちらの記事は、パート2の記事です。
前回の記事は、こちらよりご覧いただけます。
Group SOPの変更
Houdini 16でGroupという名前のSOPを呼び出すと、Houdini 15.5までのGroupSOPではなくGroupCreateSOPという新しいノードが呼び出されるようになっています。
Houdini 16では、旧GroupSOPは、デフォルトではTabメニューから呼び出せないように隠されています。
Hscript Textport Windowにて opunhide Sop group というコマンドを実行することでTabメニューから呼び出すことができるようになります。
ただし、検索時に新旧どちらも「Group」という名前で表示されますので、注意しましょう。
Houdini 16でのGroup関連のノードの変更
以下の画像は、Houdini 15.5のGroup関連のノードと、Houdini16のGroup関連のノードのリストです。比べると、Houdini 16でかなり数が増えているのがわかります。
こちらは、グループ関連の新機能が追加されている訳ではなく、
旧GroupSOPの機能が細かく別ノードとして割り振られています。
つまり、今まではGroupSOP一つで済んでいた処理が複数のノードを使わなくてはならないということになります。
この方法がお手間の場合は、上記のopunhideを使って旧GroupSOPを復活させて使いましょう。
パート3の記事に続きます。