Houdiniかんたんレシピ 5 ~ NetworkPane でのノードの作り方 ~


~基本的すぎてあまり紹介されない、ちょっと便利なTips紹介~

『Houdiniかんたんレシピ』は、Houdiniを使っていく上で、基本的なことですが基本すぎてチュートリアル等で紹介されないような、ちょっとしたTipsや、ニッチな機能を紹介していくシリーズです。

今回は第五回目として、 NetworkPane でのノードの作り方について紹介します。

 

ノードを作る方法はシェルフから作ったり、Tabメニューから呼び出したりといろいろ方法がありますが、

慣れてくるとネットワークペーンで直接ノードを作っていくことが多くなってきて、Viewer上のGeometryに一切触れること無くモデリングをしていくことができます。

その時のノードの作り方をいくつか紹介します。
基本はネットワークペーンでTabキーを押してTAB Menuを出してそこから絞り込んでいく方法です。
そのとき階層をたどっていってもいいですが、ノードの名前が分かっている時はキーボードで名前を打っていくことで絞り込んでいくことができます。

このとき、フルネームで打ち込む必要はなくて、例えば Attribute Create SOP の場合 atcr や acre で絞り込むことができます。
これは、Viewer上でTabメニューを出しても同じことができます。

ネットワークペーンでTabキーでノードを作ると、ゴースト状態のノードがカーソル位置に表示されるので、それをドロップすることで任意の場所にノードを作ることができます。

何も無いところにドロップすると、独立したノードができます。
ワイヤ上にドロップすると、そのワイヤがつなぐノード間にインサートされます。
input or output ジョイント上にドロップするとそのジョイントにつながった状態になります。

このときinputに別のノードがつながれている時は、そのノードは切り離されます。
インサートしたい時はワイヤ上にドロップしましょう。

ノードのinput or outputジョイントを真ん中(ホイールボタン)or右クリックすることでTAB Menuを呼び出すこともできます。

このとき、そのジョイントにワイヤがつながっている状態で右クリックだとインサート、真ん中クリックだと、新しいノードネットワークに分岐します。
ワイヤーを選択してTAB Menuを呼び出すとワイヤ上にノードをインサートすることができます。
ワイヤー上を右クリックして出てくるメニューのInsert NodeでもTAB Menuを呼び出してワイヤ上にノードをインサートすることができます。

このようにNetworkPane上でノードを作っていく場合、Tabキーを押す場所や、クリックする場所、ドロップする場所でいろいろなネットワークを構築していくことができます。

いろいろと試してみて効率のいいやり方を見つけ出して下さい。

 

簡単にムービーを作ってみたので参照して下さい。