Houdiniのデスクトップ


こんにちは。篠島です。

さて、まずHoudiniを始めるにあたってとても重要なのがHoudiniのユーザーインターフェースです。ビューポートやらネットワーク ビューやらいろいろあります。これらの画面の配置をまとめてデスクトップと言いますが、このデスクトップをカスタマイズすることで作業効率が格段に上がりま す。

buildDesktop
Houdini デフォルトの Build デスクトップ

Houdiniを立ち上げた時はデフォルトでBuildというデスクトップになっていますが、これは正直かなり使いにくいです。個人的な意見ですが、こん なにビューポートが大きい必要はありません。むしろ、ネットワークビューやジオメトリ スプレッドシートの方が重要です。Houdiniのデスクトップのプリセットの中にTechnical というのがあり結構便利ですが、ここではいつも自分が使っているデスクトップを紹介しようと思います。

technicalDesktop
Technical デスクトップ

 

以下のデスクトップ画面が自分が使っている物です。殆どの作業で常に使うものが4つ。

  • ビューポート
  • ネットワークビュー
  • パラメーターウィンドウ
  • ジオメトリ スプレッドシート (Geometry Spreadsheet)

ジオメトリ スプレッドシートは非常に重要です。ノードネットワークのデバッグをするのにとても役に立ちます。しかし、デフォルトのBuildデスクトップではジオメトリ スプレッドシートが同一画面に入っていないので、ビューポートを小さくし、その分ジオメトリ スプレッドシート を同時に表示しています。ネットワークビューを大きく取り、ノードの流れを見やすくしています。ネットワークビューで P キーを押すとパラメーターウィンドウがネットワークビューの右上に出るので、必要に応じて表示/非表示を切り替えます。ビューポートが小さくて見にくい場合は Ctrl +B で画面を最大化に切り替えることができます。元の大きさに戻す場合は再び Ctrl + B を押してください。

customDesktop
自分でカスタマイズしたデスクトップ

 

さて、肝心のデスクトップのカスタマイズの方法です。
メニューから、Windows > Desktop > Desktop Manager と進み、Buildを選択して▼をクリックし Duplicate を選びます。Build2というデスクトップのコピーが作られます。そして、もう一度メニュから Windows > Desktop へ行き、複製したBuild2を選びます。そしてこのBuild2をカスタマイズします。これをしないとデフォルトのBuildをカスタマイズすることになってしまいます。

windowDesktop

duplicateDesk

selectDesk

実際にカスタマイズします。
それぞれのウィンドウの右上にある ▽ ボタンをクリックし、Split Pane Top/Bottom もしくは Split Pane Top/Bottom で好みのレイアウトにし、タブの右側にある + ボタンを押して新しいタブを追加していきます。

editPane

addTab

 

自分が作ったデスクトップの設定ファイルをアップしたので、興味ある方は是非とも使ってみてください。そして自分好みにカスタマイズして行きましょう!

CostomDesk

 

デスクトップファイルの読み方は、DesktopManagerに行き、Add Desktop をクリック。そして新しくできた Desk の横の▽をクリックし、Load from … を選び、ダウンロードしたデスクトップファイルを開くだけです。もしSave a copy to … を選ぶと現在のデスクトップをファイルとして保存することができるので、デスクトップをカスタマイズした後はファイルと指定保存しておくと便利です。

loadDesk

 

そしてHoudiniがデフォルトで使うデスクトップを設定します。
メニューの Edit > Preferences > General User Interface へ行き、Startup in Desktop のとこからデフォルトで使いたいデスクトップを指定します。

Preference

startupDesk

 

以上でデスクトップに関する記事は終わりですが、何か質問などがあればインディゾーンの方までよろしくお願いします。