今回はNetwork editorに関する新機能の説明です。
Network editor
新機能
- ノードタイプとシェイプをテーマとして保存し、切り替えることが出来るようになりました。
- 3つの新しいノードバッジ「bone object has kinematics」、「node has take data」、「node needs to cook」を追加しました。
- 新しいバッジオプション。comment と descriptive parameter は Text Badges として扱われます。Text badges には複数のオプションがあり、選択したノードは全文表示、非選択ノードのコメントは簡略表示などとすることができます。
改善
- スマートワイヤリング。ワイヤリング時、別のインプットやアウトプットをShiftクリックすることでオペレーションに追加することができます。もし複数のインプットをワイヤリングしている時にAltキーを押すとドットが作られます。もし複数のアウトプットをワイヤリングしている時に、Altキーを押すとMergeノードが作られ自動的にワイヤリングされます。
- ネットボックスをCtrlを押しながら開閉すると、周りのノードがネットボックスのサイズに応じて自動的に位置調整されます。
- 最小化されているネットボックス内部のノードが選択されている時、ネットボックスがハイライトされ、隣に選択した内部ノードの名前が表示されます。
- Findダイアログのパフォーマンスの向上、Findダイアログをピン止めする事で複数のダイアログを表示、ノード内部も検索できるオプション、パラメーターのRawテキストによる検索(特定の変数やエクスプレッション関数で検索可能)など多数の機能を改善しました。
- ノードに必要不可欠なインプットは、ヒントとして赤い三角がインプットの上に表示されます。
- Sキーを長押しすることで選択オンリーモードになり、クリックとドラッグ操作は選択することしかできません。これにより、ノードを動かしたり、ワイヤ、フラッグ、UIを間違えて変更してしまうことを防ぎます。
- ノードを Ctrl + Shift クリックすることで3Dビュー内のアイテムと同様に、選択の可否をトグルすることができます。
- ネットワークエディターツールバーにノードパレットの表示 / 非表示を切り替えるボタンが付きました。
- パラメーター テキストバッジの表示高速化。
- HOMを使ってパラメーターの説明文を設定することができます。
- ネットワークエディタの左上と右上のラベルは置き換え可能なスクリプト (PATH/python2.7libs/nodegraphtitle.py) によって生成されます。
- ネットワークエディタは 、PATH/python2.7libs/nodegraphhooks.py を探してインポートします。これにより、上級者はネットワークエディターイベントを組み込む事ができます。詳細はextending the network editor をご覧ください。
変更
- クイックマークはシーンファイル内に保存されるようになりました。
開発者用
- カスタムアイコンやテキストバッジの為にHDKサンプルを $HT/sampels/OPUI フォルダに格納しました。