Mike LyndonによるPyro Preview ROPの説明


今回はMike LyndonによるPREVIEW RENDER SETTINGS FOR PYROツールについての説明です。オリジナルのビデオはこちらから見れます。

 

Pyro Preview ROPはGameDevelopmentToolsetのツールの一つで、爆発などの質感調整を高速に行うことができます。Pyroなどはレンダリングに結構長い時間がかかりますが、このツールを使うことでシェーダーの調整、レンダリング結果確認というプロセスを劇的に早めることができます。

基本的にはMantraのデジタルアセットで、カメラを指定し、どのオブジェクト、ライトをレンダリングに使うかを設定し、そして自動でライトリグもセットアップしてくれます。あとは普通にレンダリングするだけです。Force ObjectsやForce Lightsのところでオブジェクトやライトを指定しないとレンダリングされないので注意しましょう。

 

結果を見て見ましょう。標準のMantraのレンダリングと結構似ているのが分かると思います。このツールが行っていることは、Mantraのサンプルを極端に下げることによってレンダリング時間を高速化しています。Pyro Preview ROPでレンダリングされた画像はサンプリング不足のためにノイズがのっていますが、質感設定には十分なクオリティだと思います。このツールはゲーム用にと作られたものですが、VFX用途でも十分に有効活用できると思います。