POPの基礎3 POP Replicate


どうも 篠島です。今回はPOP Replicateについて説明します。POP Replicateは基本的に既存のパーティクルから新たにパーティクルを作成します。インプットが2つあるので繋げる時に注意が必要です。

 

今回のサンプルファイルです。アトリビュートを頻繁にチェックするのでGeometry Spreadsheetを常に表示して作業してください。
Replicate.zip

下の図が今回のテストのベースです。分かりやすいようにフレーム1でパーティクルを1個だけ飛ばすPOP Locationを作ります。

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そして、そこに毎フレーム1個のパーティクルを複製する様に設定したPOP Replicateを繋いで動作を確認してみます。

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まず最初に間違った繋ぎ方から。POP ReplicateのInput1をPOP Locationに繋いでみます。すると接続されたラインが実線になっています。前回のブログで説明したとおり、POP Locationなどのジェネレーターから出る実線は1本でなければなりません。ノードを中クリックして確認してみると、stream_poplocation1  (2)と書いてあります。これはPOP Locationから発生したストリームにパーティクルが2個あることを意味します。POP Locationは1個しかパーティクルを発生しないのでこれはおかしいですね。これはPOP ReplicateによってPOP Locationが2回計算され、ストリームの中にパーティクルが2個出来てしまっています。そして、黄色のInfoのウィンドウで分かる通り、stream_popreplicate1 には2個のパーティクルがあります。すなわち、POP Locationで作られた2個のパーティクルに対しPOP Replicateが実行され、複製が2個作られ、合計4個のパーティクルが出来ているという事です。

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次に正しい接続です。POP Replicateのインプット2をPOP Locationに繋げます。すると接続されたラインは点線になり、POP Locationのパーティクルを参照しているのが分かります。処理の流れとしては、POP Locationのパーティクルを参照し、そのパーティクルをPOP Replicateが複製、別のストリームを作る。そしてMergeによって合成されて合計2個のパーティクルができています。ノードを中クリックしたInfoでも両方のストリームにパーティクルが1個あるのが確認できます。

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