V-Ray for Houdini ベータ版リリース


SideFX公式ページで紹介されている通り、Houdini のサードパーティーのレンダラーとして Chaos Group が V-ray のベータ版をリリースしました。

 

ベータ版ではHoudiniのメインとなる機能の殆どをカバーしているようで、V-Ray NextのGPUレンダリングも使えるそうです。

ネイティブのジオメトリタイプは、ポリゴン、Nurbsカーブ(サーフェースは未対応)、ポイントパックプリミティブ(一部)、インスタンス、プロキシ、サブディビジョン、ディスプレイスメントに対応しています。

ヘアーはSOPのみ対応し、ボリュームはVDB とHoudini ボリュームの部分的なサポートをしています。ボリュームの対応は現在 Windows のみ対応で、Volume Grid Cache SOPとして読み込んでレンダリングしないといけません。他にもパーティクル、リジッドボディダイナミクス、Cloth、Flip Fluid、群衆などが対応しています。

異なるバージョンのV-ray間でアセットの共有のために、他のアプリケーションとのデータのやり取りとしてAlembicを完全サポートし、Houdini のネイティブジオメトリの .bgeo やChaos Group の .vrscene に対応しています。

V-ray for Houdini では現在、GLSLやOSLはサポートされていないそうですが、V-rayのネイティブの機能、ライト、カメラ、被写界深度、モーションブラー等、殆どがサポートされているそうです。V-Ray for Houdini Beta 1 はHoudini 16.5.473で利用可能で、Windows 7、RHEL/CentOS 6.2、Fedora 16、Mac OS X 10.10.2以降のOSに対応しています。

興味がある方はChaos Group のページからベータに参加することができる様です。